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朝の話
2021-06-26 18:05 | 編輯:川外外語培訓(xùn)中心 來自:未知一、けさも又早い時(shí)間にお話をすることになりました。が、この時(shí)間の放送に何か理屈っぽい、云ってみれば教養(yǎng)めいたお話をするということがいつもそぐわなく感じられます。
一、どんな方でも、朝おきてさてこれから一日の活動(dòng)にとりかかろうと、その気持で食卓にも向い身じたくもととのえるとき、其々御自分として何か一日の計(jì)畫をもたない方があるでしょうか。
一日の計(jì)は朝アシタにあり、と世界中で云いふるされています。
一、そうだとすれば、あらゆる方々が御自分の一日の計(jì)をもって充実した気分を保とうと希んでいらっしゃるとき、わきから思ってもいなかった話を注ぎこまれるというのは愉快なことでしょうか。むしろ、落ついて心持のよい音楽でもきいて活動(dòng)の準(zhǔn)備をしたいと御思いにならないでしょうか。
一、ところで、いま、みなさまのお心にはどんなお考えがあるでしょう。実に様々であろうと思います。
一、きょうは一つ本を買おう一つ靴みがきをさせようそう思っている方もあればきょうは一つカミソリの刃を買わなければならないと思っている方もあり、きょうこそ一つあの話をものにして、と事業(yè)のことを考えている方もあるでしょう。今の瞬間に考えていられることが、きょう一日のうちにその幾らの部分実現(xiàn)されてゆくでしょう。
一、大體、ものを考える、ということを、私たちはこれまで大げさに、むずかしいことに思いすぎて來ていると思います。
あらゆるときに人間というものは只生きっぱなしているものではない、必ず経験していることを、心にうけとって、そこから一歩進(jìn)み出た考えをまとめているものだ、ということを、知らなすぎたようです。
だからものを考える、というといつでも何かむずかしい題がつくようなことを、いかめしく考えなければならないように思って少し世馴れて來ると、考えるということを面倒くさがるのが、わたしたち、特に日本人の癖です?激à郡盲皮悉袱蓼椁胜ぁ¥瑜饯ι辘筏蓼。そんなことを考えるのは、俺の柄じゃない。
そして、學(xué)生時(shí)代だけがものを考える時(shí)だという風(fēng)になってしまいます。
一、けれども、考えるということ、又判斷するということを、私たちは、知らず知らずのうちにいつもしているわけです。たとえば、(きょう本を買うにしても三味ママ堂の話、)この頃芝居の切符を買う人の買い方が大変変って來たとききます。預(yù)金封鎖の強(qiáng)化と失業(yè)におびやかされて、芝居ずきの人も手當(dāng)りばったりに金を出さなくなったわけです。本やでも同じことが云われはじめました。本當(dāng)にいい本必要な本しか売れにくくなったと。
ここに、生活の條件とぴったりあった人の考えかた、判斷というものがあらわれているわけです。
きょう本を買うにしても、その判斷を示す一冊(cè)の本の買いかたに私たちの今日もっている文化の水準(zhǔn)も傾向もおのずからあらわれているわけです。
一、ところが、面白いことに、そうして自分たちの文化の水準(zhǔn)をまざまざ示して一冊(cè)の本でも買う方に、「今日の文化について御意見を」と云われでもすると、その人は何と答えられるでしょう。「やア、僕はそんなむずかしいことを喋る柄じゃないですよ、」と云う場(chǎng)合が多いのです。
一、民主的な社會(huì)で、大切なのは多數(shù)の人々の意見であり、多數(shù)の人々が自分の意見を出し合って、その結(jié)論を互に出発したところよりは高く豊富で合理的なところに育ててゆくのが大事な特長です。
一、輿論というと、むずかしく思えるけれども、誰でもきょうの現(xiàn)実に即して考えていられる生活のあれこれが、それぞれに一つずつの見解輿論のもとになっていると思います。
東京の町なかでこの間のうちあちらこちら盆踴の太鼓が鳴りました。ハア、おどりおどるなら、という唄が流れ、夜更けまで若い人々は踴りました。ことしは豊年というので、ああ踴が立ったのでしょうか。
あの太鼓をきいて思い出した方が多いでしょう。戦爭(zhēng)がうんとひどくなるすこし前に政府は日本じゅうに踴をはやらせて、ものを真面目に研究したり考えたりする年頃の若い人を、さんざ踴らせました。
踴りふけっているとき、頭の中に何があるでしょう。今日、豊年という日本の秋には、深刻な失業(yè)の問題が私たちをおびやかしていてその対象は先ず婦人青年です。國鉄を見てもそれはすぐわかります。この間の踴を熱中したのはどんな人々でしたろう。若い婦人若い男の人たちでした。太鼓は鳴ります。うたがきこえます。そして私たちは、何年か前に、これらの若い人々の運(yùn)命がきびしくなろうとするとき卻って若い人々をおどらす太鼓が鳴ったのを思いおこしました。
どっさりの方がそうでしたろうと思います。
ここにわたしたちの生活に即した考えのいとぐちがあり政府が奨勵(lì)する町の踴りについての民衆(zhòng)の聲判斷があったわけです。みんなが考えたことをみんなが表現(xiàn)する自信さえもったら、社會(huì)の進(jìn)歩のための輿論は活発になります。私たち自身の豊富さもまします。
題もつかないたった數(shù)言の考え、それを私たちは大切にしたいと思います。考えるということをむずかしくいかめしくとり扱わず、私たちが生きているからには考えずにいることはないという、考えて黙っているわけもないというあたり前のことに扱いなれたいと思います。そして、すべての人は案外鋭くものを考えているものだということを互に信用したいと思います。
いい考えは、むずかしい本をよんでいるときに浮ぶのではなくて、真面目にものをうけとる心さえあればいい音楽をきいていて、十分深い思慮を扶けられるものであり、ユーモアは、社會(huì)批判であることを知りたいと思います。
そして、私たちの考える能力をこれまでのかたくるしい修養(yǎng)修養(yǎng)という型からの〔數(shù)字分破損〕自発的な一日の計(jì)畫に敬意をはらって日本のラジオも、民衆(zhòng)のエイチに信頼し立派な音楽でも送ってゆくようになりたいものだと思います。

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